雑木の木立に囲まれたテラスで朝食をゆっくりと楽しみたい。
Mさんのそんな話で始まった庭づくりです。
玉川上水に近い武蔵野の面影が残る土地柄です。
新たな家と暮らしがこの土地に馴染むように、近隣の緑と一緒に庭の木々が包みます。



庭の中へ木立がつながってゆきます


木戸をくぐって
テラスの庭へ



アズキナシ、エゴノキ、ヤマモモ、アブラチャン、イジュ
ユスラウメ、ユズ、などなど
やがて 草木が茂って 緑の海に浮かぶような
デッキテラスになってゆきます

左上の窓は書斎、右下の低い窓はお風呂
それぞれの窓からの眺めを大切にしたい
Mさんの期待に答えました



ヒメウツギ
春に純白の小花がテラスに溢れます


段差のステップ
ここでも古い庭石が活躍

年季の入った石をタイムが包み込んでゆきます

キキョウ、ミソハギ、ミズヒキ、ヨメナ、懐かしい野の花たち

常緑ヤマボウシ花盛り
木々の花も季節季節に

キュウリの花
小さな菜園も庭のお楽しみ

ヤマコウバシの実
早春には黄色い小粒の花が


現場に度々足を運び
建築家を交えて
Mさんと共に考え
作った庭です